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下永谷の家 二世帯住宅+離れ

2017年 千葉県  設計:田井勝馬建築設計工房

象徴的な大屋根を持つ2階建て2世帯住宅の母屋棟と、茶室を持つ平屋棟の2棟が広大な敷地に建つ個人住宅の照明計画。

代々受け継がれてきた土地の記憶や歴史の継承をテーマに計画された重厚感のある母屋棟には、建物全体をやさしく包み込むように大屋根がかかる。その大屋根を室内からは天井を照らす間接照明で、2Fをぐるりと囲むバルコニーからは床に埋め込まれたアッパーライトを用いてライトアップし、日が沈むと周辺の景色にふわりと浮かんでいるかのような軽快感の演出と、木素材で構成された大屋根の暖かさを感じられるように心がけた。また、ダイナミックな空間の中で照明器具の存在感を極力感じさせないよう機能照明となるダウンライトは開口径Φ60のコンパクトサイズを用いている。少ない灯数でも明るさを感じられるよう、間接照明と組み合わせながら面を明るく見せる手法を積極的に採用している。

一方、茶室を持つ木造の平屋棟は和を意識した拡散光を中心とした柔らかな照明計画となっている。広大な庭にはシンボルツリーとなる桜や美しい竹林もあり、夜間はさりげなくライトアップされた庭園も見所の一つである。

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