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山手の集合住宅

2016年 神奈川県横浜市  設計:田井勝馬建築設計工房

神奈川県横浜市にある集合住宅の照明計画。天井や壁面を照らす間接照明を効果的に用い、極力照明の存在感を感じさせないようにコンパクト、スリムという事を特に意識し、光が作り出す空気感が建築の更なる付加価値となるように心がけた。

コンクリート直天井のエリアも多く、一般的なダウンライトの設置や、ある程度のスペースが必要な建築化照明の手法が難しいという課題があった。そいった場所では、天井に部分に構造的に影響のない僅か20~30mmほどのスリットを設けてもらい、そこにLED特有のドット感のない均一な発光面を持ったスリムなLEDライン照明を設置し、間接照明的手法で壁面を照らしている。このようなLED照明は昨今照明業界でトレンドとなっており、均一な発光面と十分な明るさを持ったスリムなLEDライン照明が登場したことで、光のラインを見せるという手法が容易に実現できるようになった。

新しいLED照明や手法を積極的に採用していることも見所の一つである。

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